下町に住む彼女の家では、祖母がこじんまりと和菓子屋をやっている。豆大福が人気らしい。この古ぼけた小さな店に、わざわざ遠方から買いに来る客もいるくらいだ。ある日彼女が店番をしていた時、眼鏡を掛けた同い年くらいの少年がやってきた。店に入り彼女の顔を見たなり、彼は焦ったように手にしていたキャップを目深にかぶった。
「いつものおばあちゃんは?」
明らかに怪しい彼の様子をいぶかしみながらも祖母が出掛けていることを伝えると、少年は落ち着かない様子で豆大福を5ヶ、注文した。代金を受け取った時、彼の顔を間近にして彼女は気付く。確かに見覚えのある顔だと思ったのだ。それはテレビで見ない日などない、人気アイドルのエレン・イェーガーだった。
続か・・・ない^q^
*設定とかあらすじとか:エレンくんはすごく人気なアイドルでドラマに歌にCMにひっぱりだこ/おばあちゃんの豆大福はエレンくんの大好物/豆大福が元気の源なのでマネージャーが買いに来たり頼んで連れてきてもらったり、一人でお忍びで買いに来たりしている/エレンくんと下町女子のおばあちゃんは仲良し/おばあちゃんはエレンくんが芸能人ということに気付いていない/エレンくんにとってお店とおばあちゃんは癒しの場所だった/お店に通ううちに下町女子ともこっそり仲良くなっていく/下町女子はアイドルエレンくんが特に好きという訳でもないが興味が無いという訳でもない/下町女子の友達はエレンくんの追っかけ/
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