刻 pleiades6話のP2、昴のセリフ『一刻前から〜』で、(30分)とありますが、ここでいう一刻は「2時間」を指す一刻(一辰刻)ではなく、「30分」を指す一刻として使用しております^^ 古代〜室町時代は1日を12等分した定時法で、現代の2時間を1つの辰刻(しんこく)として、1日12辰刻となります。 1つの辰刻は4刻に分かれ、 1日=12辰刻=48刻となり、これを「四八刻法」といいます。 1辰刻=4刻(数え方は1刻・2刻・3刻・4刻)=現代の2時間 1刻=10分(ぶ)(数え方は0分(ぶ)・1分(ぶ)……8分(ぶ)・9分(ぶ))=現代の30分 1分(ぶ)=現代の3分 です。 最初にできた「刻」は、1日を48等分するもので、「刻」という名称は、漏刻(水時計)の刻み目に由来し、昼夜それぞれ24の刻、つまり、この1刻は30分に相当します。 これとは別に、1日を100等分する「刻」もありました。 1日は86400秒であるので、1刻は864秒(14分24秒)に相当します。 ちなみに、「刻一刻」の「刻」はこちらの意味です。(笑) その後、48等分の刻を4つまとめて、1日を12等分して夜半から十二支を順に振る制度ができました。 他の刻と区別するために、「辰刻」(しんこく)とも呼んび、この刻は2時間に相当します。 48等分の刻は、辰刻を4分割する一種の補助単位として使用され、「子の一刻」「寅の四刻」などと呼ばれました。(丑三つ時、とかもです。) …と、まあ非常に紛らわしい単位でして、『一刻って2時間じゃないの?』と思われた方は多いかと…orz(一刻=2時間のほうが学校とかでメジャーなので) 江戸時代なら30分は四半刻や小一刻と表現出来るのですが、平安では恐らく使われてませんし(笑) またなにか誤字、誤解や分かりにくい事がありましたら遠慮無くおっしゃってくださいね!^^ |