THE NEW の後書き
2011/12/04 00:12
嫌で嫌で仕方ない…「憎い」とは何であるのか、その一語をそのまま使って締め括るより様々な感情から現れる思いを言葉にして「何であるか」を見せれば良い。今回は原点に戻り、好きって？愛って？をもう一度問いました。
人間が感じる劣等、頑張っても頑張っても敵わない悔しい思い、複雑な気持ちを抱え思い悩む。怒り哀しみ、最後には虚しさが来る。そこからどう巻き返すかは本人次第、選ぶ道は人それぞれ。彼女が選んだ方法もまた可能性の１つに過ぎず、考えた末の立派な答えである。
然し、結局は実力というより狂気に陥り「消去」するしか出来なかった。この時点で彼女は敗者となった。
自分はひとり取り残されて、笑い声に包まれる彼を見た時はどんな気持ちか。いつも傍に居て話して触れ合って喧嘩して寝て全てを共にしてきた人が、知らず知らず距離を空けて大きな世界を作って皆と楽しんでる。凄い事だ、彼は凄い事をしているのに、何故こうも自分はポツリと一人で立っているのか。大勢の人に囲まれて笑っている彼を見ているだけで、何故枠に入れないのか。…そこは受け入れ難い自分の知らない世界だから。そして、このままでは一緒にいられなくなるという恐怖を感じる。
自分の事を認めてほしい、一方ではあいつを認めたくないという強い感情。それは人間の我が儘。自分の時は今一つで、あいつの時は大盛り上がり。悔しい、そして憤り。誰もが自分の事を１番だと思ってる。それが叶わないと嫉妬が沸き起こり敵意を抱く。あいつを越えるか、落とすか。どうなれば勝ち、負けとなるか。蝶の様に敗れる(破れる)のか、鼠の様に死(詞)を成すのか。
何であいつだけ、なんていう腹の立つ事なんてこの世にゃ有り触れてるんです。勇気出して生きていきましょう。
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