あやし奇譚 | ナノ


百千鳥の唄 01







屋根から身を投げた食満を追って、野狐が宙に飛び出す。





『あぁあああぁぁあっ!!』

咆哮を上げる野狐には、恐らく目前に迫る地面は見えていない。
見開かれた野狐の瞳は、まるで野に打ち捨てられた髑髏の眼窩のように暗く沈んでおり、既に一切の光を宿していなかった。


それでも野狐は、匂いだけを頼りに食満に手を伸ばす。

あの小さな人間を捉え、血を啜る。そうすれば、力を取り戻せる。傷も癒せる。もっとたくさんの血を得られる。散々に自分を見下した生意気な餓鬼共に仕置してやれる。自分を捨てた主や、自分の座を奪った者共に復讐することも出来る。失った全てを取り戻すことが出来る。血さえあれば。血さえあれば。血さえ。血さえ。血。血。血血血血血血血血血血血血血血血。

最後に残った理性の一片さえ、積み重ね膨れ上がった怨念と穢れにかき消されてしまった野狐の頭の中には、もうそんな執念と呼べる想いしか残っていなかった。





自身に残された手を、尾を、無数の触手を、野狐はまるで縋り付くかのように食満へと一心に伸ばす。

その手が食満の背を捉えようとした、その時。
どこからともなく、山吹色の炎が吹き寄せた。

炎は食満の姿を隠すかのように野狐の眼前を覆う。
既に視力を失っている野狐にとってそれは問題にはならなかったが、同時に吹き寄せた熱風に遮られ、唯一の目印としていた血の匂いを一瞬見失う。

それでも野狐は、炎の中へと手を伸ばした。
炎に焼かれ、体表が爛れる。しかし、もう痛みも感じなかった。只管に、執念のままに血だけを求める。



炎の中を弄る野狐の手が、何かに触れた。
ぶわりと、濃厚な血の匂いが野狐の鼻先を掠める。

捉えた、と。
歪んだ笑みを浮かべた野狐は、全身で炎の壁を突き破り、それに向かって飛び込んだ。










一瞬の光と熱風が、地上から吹きあがった。


「留三郎!!」

闇を裂く光と、肌を焼くような熱風。
腕を突き出しそれらから顔を庇いながら、軒先まで駆け寄った文次郎が叫ぶ。



しかし、見下ろした地上には食満の姿も、野狐の姿もなかった。

文次郎の心臓が大きく跳ねる。
居ても立ってもいられず、地上へと飛び降りる。
動くモノのない、仙蔵の結界に包まれた静か過ぎる庭先。
必死に周囲を見渡し、食満の姿を探す。



「…うっ」

すると、少し離れた垣根近くの茂みから、消え入るような呻き声が聞こえた。

駆け寄り茂みを掻き分けてみれば、そこに食満が倒れていた。
飛び降りた地点から随分と離れたこんな場所に、一体どうして。
疑問を抱きながらも、文次郎は傷を負っていない片腕で食満を抱き起こす。


食満は全身を強かに地面に打ちつけでもしたのか、擦り傷と土砂まみれで気を失っていた。
見た目には、よりボロボロになった以外に異常はない。
しかし、その内側はどうか。

ここには、食満しかいない。
食満を追って地上に降りた筈の野狐の姿は何処にもない。
もしも野狐が、食満の中へと入り込んでいたとしたら。
平太がされたと同じように、食満の精気は内側から野狐に喰い尽くされる。



「起きろ!!目を開けろ留三郎!!」

そんなことを許す訳にはいかない。食満を、野狐などにくれてはやれない。
食満の意識を引きもどす為に、文次郎がその身体を乱暴に揺する。
がくがくと身体を揺すられ、耳元で呼び掛けられ、食満の眉間に寄る皺が深くなる。


「…い…」

呻き声に紛れて、食満が何かを口にした。
それに気付いた文次郎が身体を揺する手を止める。

「留三郎!!」

感情も露わに食満の名を呼べば、応えるようにその瞼が震えた。
しかし、目を覚ますかと思った食満の身体は、がくりと再び力無く後ろに倒れる。


「おいっ!!」

焦った文次郎が、食満の身体に回した腕に力を入れる。
ふるりと身体を震わせた食満が、ゆっくりと瞼を開いていく。
文次郎は、その瞳の中に潜む影がないか、更に顔を寄せて覗き込む。

痛みに眉を顰めたまま、文次郎の視線を感じ取って食満が動く。
気だるげな瞳が文次郎を捉え










「いっ…てぇんだよこのアホ文次!!!!」

般若の如く釣り上がった次の瞬間、強烈な頭突きが繰り出された。










周囲と二人の頭蓋骨の中で、何とも鈍い音が鳴り響く。

先ほどまでの切迫した空気は何処へ行ったか。
あまりの痛みに声も出せず、不意の攻撃を受けた文次郎も、攻撃を仕掛けた側の食満も、揃って額を押さえて蹲る。



「何…しやがる」

頭の固さの差で、先に痛みから復活した文次郎が地を這うような声を吐きだす。

多少手荒ではあったが、それでも一応は食満の身を案じて呼び掛けていた自分に対してのこの仕打ち。
今の一打で、食満が野狐に取り憑かれていないことはよく分かった。
だが、いくらなんでも頭突きはないだろう。

文次郎は騒ぎ立てようとする腹の虫を必死に抑え、額を抑える腕の間から食満を睨みつけた。





しかし、睨み付けた先の食満はまだ蹲っていた。

額を手で覆ったまま背を丸め顔を伏せ、ぴくりとも動かないその様子に、文次郎は違和感を感じ取る。

文次郎は、自他共に認める石頭である。
『内も外も、岩盤並みの堅物』とは仙蔵の言だ。
遠まわしに批判をされている気がしないでもないが、強ち否定もできないと自覚している。

そんな文次郎と正面からぶつかれば、食満の方が痛手は大きいだろう。
普段の喧嘩の時だって滅多にしない。仕掛けた側の方が損害を受ける攻撃など意味はないのだ。
けれど、ここまで尾を引くものだっただろうか。


「…おい、どうし…」

もしや何処か他の部分でも痛めたのかと、文次郎が僅かに語気を抑えて、蹲る食満の背に手を伸ばす。





バチンッ

乾いた音と共に、食満の背に伸ばした手が強烈な勢いで弾かれた。

吃驚する間もなく、次の瞬間には文次郎の視界が回る。
がつりという後頭部への衝撃。背にあたる固い地面の感触。
一瞬の間に、文次郎は食満に地面の上へ押し倒されていた。



食満が文次郎の身体の上に乗り上げる。反射的に文次郎も抵抗する。
しかし、身じろいだ瞬間にずきりと神経に響くような痛みが肩から走る。
すっかりと忘れていたが、文次郎の肩には野狐に噛みつかれた穴と、体液で焼け爛れた傷があったのだ。
そして食満にもそれと同程度以上の傷がある。

自分の傷よりも食満の傷に触ることが頭を過ぎり、文次郎の抵抗が遅れる。
その隙に文次郎の上に馬乗りになった食満は、野狐に噛みつかれた傷のある方とは逆の腕を足で押さえつけ、文次郎の小袖の襟を片手で捻り上げた。

先程の頭突きに引き続く突然の行為に、文次郎が抗議の声を上げようとする。
しかし、容赦のない力で襟を取る食満の腕はそのまま文次郎の喉へ押しつけられ、気管ごと押しつぶされて声を出すことすら封じる。

文次郎の開いた口から短く息が漏れる。
それを見下ろす食満の表情は、解けて落ちた髪と背に負った月明りの影に隠れて、はっきりとは窺えない。
しかし、食い千切らんばかりに固く噛み締められたその唇の形から、大層腹を立てていることだけは分かった。

一体なんだと言うのか。
いつでも、文次郎に対して食満は、正面からぶつかることを望む。
こんな風に不意打ちで一方的に相手の自由を奪うようなやり方を、普段の食満は絶対にしない。

今、食満に封じられているのは上半身の動きだけだ。
その気になれば、いくらでも抜け出すことは出来る。
しかし普段とは違う食満の様子が僅かな迷いを生み、文次郎は本気の抵抗が出来ずにいた。








「…馬鹿野郎」

食満が、漸く口を開いた。
言葉と共に、文次郎の上で食満が身動ぐ。
ぱさりと払われた前髪の隙間から、食満の瞳が覗く。
射抜くように文次郎を見下ろす食満の瞳は、はち切れそうな怒りの感情を湛えていた。



「何、余計な手助けなんかしてんだ馬鹿。怪我なんかしてんだこの馬鹿。一人でけりつけようとしてんだこの大馬鹿」

馬鹿馬鹿言い過ぎたこのバカタレが、といつもの調子で言い返そうとして、文次郎はそれを飲み込んだ。

息苦しさに顔を顰めながら、何処か冷静な頭の中で
ああ、こいつはそのことを怒っていたのか、と納得する。
先ほど屋根の上で一発殴られて、それでチャラになったものと思っていたが、食満にとって文次郎のあの行為は、拳骨の一発くらいで流せるようなものではなかったようだ。

―それもそうだろう。
自分の喧嘩に、余計な横槍等入れられれば誰でも腹立つ。
しかもそれで相手が怪我なぞ負えば。何をやっているんだこいつはと、怒りを通り越して呆れてしまう。

ならば食満のこの態度は、この怒りは、正当なものだ。
もう数発は遠慮なしの拳が振り下ろされることを覚悟して、文次郎が食満を黙って見上げる。
受け入れるのは癪だが、反撃する理もこちらにはない。非があるのは、あの場面で勝手に行動した自分なのだ。





しかし、食満は動かなかった。
それどころか、あれ程の怒りを湛えていた食満の瞳から急速に熱が失われていく。
食満の怒りの理由を悟り、自らの非を認めそれを受け入れるつもりでいた文次郎に向けられたのは、硬く握り締められた拳ではなく、冷えた無機質な視線であった。



「手前は…」

食満が何かを言いかける。
しかし、その言葉の後には何も続かなかった。

訝しがる文次郎から、食満が顔を逸らす。
文次郎の喉元を押さえ付ける食満の腕が、小さく震えた。
けれどそれは、力を込め過ぎて起きた震えなのか、それ以外の理由による震えなのか、文次郎にはわからなかった。





不意に、食満が文次郎を抑えるのとは逆の手を伸ばす。

自身の血に濡れた手。野狐の体液を浴びて所々が焼けた手。
その手が、文次郎の首飾りを摘まむ。
かちゃりと、首飾りに連なる霊石同士が擦れ合い、硬質な音を立てる。
先程野狐が手を伸ばした時には強烈な光を放って拒絶したそれは、食満の手の中で月明りを反射して淡い翡翠色の光を纏い、その輪郭を浮かび上がらせていた。

手の中のそれを眺める食満の瞳は、驚くほど無感情だった。
普段、あれ程『物』に愛着を込める男が。
手ずから製作し、そして文次郎に預けた特別な品である筈の首飾りを、まるで路傍の石ころでも眺めるような視線で見下ろしていた。



「これ、いらねぇのか?なら返せ。野狐なんかにやる位なら、俺が粉々に砕いてやる」

そう言って、食満が中央の宝玉を握りこむ。
その場を見ていない筈なのに、食満は野狐が首飾りを欲したことを知っていた。



「…や、めろ」

喉に押し付けられる力に精一杯反発して、文次郎が声を絞り出して制止する。

当然だ。先程野狐が見破った通りに、この首飾りは文次郎を繋ぎとめる寄り代である。
祟りを払わぬ限り、文次郎は首飾りを手放せないのだ。



「お前が…死ぬぞ」

しかし、己の生命を掛けた品を奪うと宣言されながら文次郎が口にしたのは、食満へ対しての警告であった。





文次郎の警告を聞いて、握りこんだ食満の掌がゆるりと開く。
そこから毀れた宝玉の片割れが、文次郎と食満の間で小さく揺れた。

「…そうだな」

顔を顰めた文次郎へと、再び食満の冷めた視線が向けられる。








野狐は、首飾りに魂が入っていると言った。
人の魂。それが、文次郎の四魂の調和を保っているのだと。



「だからお前は、俺を庇うんだ」

その魂とは、食満のものだった。













幼い頃に文次郎が受けた祟りのことは、里の一部と、食満や仙蔵を含む文次郎の幼馴染の妖達しか知らなかった。

そして、その者達も文次郎自身も。
何故、何処で、どんな者に祟りを受けたのか、誰も知らなかった。





記憶がないのだ。

幼少の頃から、文次郎は鍛錬と称して住処を遠く離れた地にまで駆けていた。
それがある日突然、ボロボロで、意識もない状態で帰ってきた。
祟りに身を蝕まれ正気を失い暴れ回り、そして落ち着きを取り戻した時には、傷つき帰ってくる数日前から今までの全てを忘れていた。

そんな状態では、祟りを払う方法など分かる筈もない。



現状の文次郎は、仙蔵や他の狐妖達と性質的にはそう変わらない。
けれど、首飾りを失えば再び文次郎の四魂は調和を崩す。

文次郎の受けた祟りは、『荒魂』を暴走させる。

勇を司る荒魂は前へと進む力。
行動力、外向性を司る、命持つ者が生を育み、そして終点である安らぎの天へとたどり着く為に必要な力。

けれど、どんな力も過ぎれば道を誤る。
只管に突き進むことしか出来なくなった力は周囲を省みない。
己の道の為にならば何を犠牲にしても何も感じなくなる。
周囲全てを巻き込み犠牲にしながら、己の望みだけを追い求める。
そうなれば、それはあの血に狂った野狐と同じモノだろう。

文次郎の首飾りは、それを防いでくれる。
膨れ上がろうとする荒魂を押さえ込み、他の三魂との調和を保ち、そしてそれ以外にも文次郎に様々な作用をもたらす。
それは正しく、比類のない珍品とも、唯一無二の秘宝とも呼べるものだった。





そして、そんな首飾りには食満の魂が入っている。

魂といっても、それは全てではない。
妖である文次郎は持たない、人だけが持つ魂の成り立ち、その『直霊』という理性に近い働きを司る魂の一部が首飾りには込められていた。



文次郎が祟りを受けた頃、食満はこの首飾りを作った。

そのときは、こんなものを作るつもりではなかった。
只、願ってしまったのだ。
食満にとっては忘れられないあの日に。

『文次郎のこんな姿を、もう二度と見たくはない』
『そして文次郎も、自分以外の他の誰にもあんな姿を見せずに済むように』と。



その想いが強すぎて、食満は魂の一部を奪われた。

当時から、食満には特異な才があった。
それを自身で制御する為に、師匠と呼ぶ者に師事している最中でもあった。
しかしその力は小さなものであった。
ほんの少し頑丈になるだけ。長持ちするようになるだけ。力を持ちやすくなるだけ。その程度であった。
食満にも、師匠にも。
その才が本人の想いの強さによって作用するものであることまではわかっていなかったのだ。








そうして。
幼い手で、忘れられない光景に涙を流しながら、必死の想いを込めて作った拙い首飾りは、唯一無二の秘宝と呼ぶに相応しいだけの力を得てしまった。



それが、今となっては二人を縛り付ける。

食満が死ねば、当然首飾りに込められた魂も消滅する。
だから文次郎は食満を庇う。食満を庇って、怪我を負う。
それが、食満は耐えられない。

食満の作った首飾りによって文次郎は命を繋いでいるのだから、守られるのは当然の対価である。そんな風に、食満は考えることが出来ない。

食満は、文次郎と対等でありたかった。
なりより心の在り方で対等でありたかった。

けれど、首飾りがある限りそうなることは出来ない。
文次郎の祟りが払われない限り、首飾りがその首にある限り、文次郎は食満を守らなければいけない。
そんな強迫観念のようなものを植え付けてしまう。

子供部屋で初めて野狐に対面した時のように、自分の失態で窮地に陥ったところを助けられるのならば、まだ良い。
怒りを自分に向け、二度とそのような事態を招かぬように精進すればいいのだから。
けれど、先のように過剰に庇われてしまえば、自分ではどうすることも出来ない。
いくら食満が一人で処理出来る場面であっても、文次郎は食満を気に掛ける。
そうして今回のように庇われてしまった時、それが元で文次郎が怪我を負った時。
食満がどれ程の感情を胸の内に抱くか、文次郎は気付かない。


文次郎は文次郎で、この現状を全て自分のせいと思い込んでいる。
食満の命を削ったと、今も危機にさらし続けていると。
そうして、一人野山を駆けずりまわる。
ボロボロになるまで、力を使い果たすまで、自分の祟りを祓う方法を探す。

文次郎が己を鍛えることは、別に構わない。
けれど、そこに自分が負の影響を与え続けることが食満には耐えられなかった。

何故と聞かれても答えられない。
耐えられないのだ。



一方的に頼るのも頼られるのも嫌だ。
一方的に守るのも守られるのも嫌だ。
背を追うのも、前を行くのも嫌だ。

食満が望む場所は、常に同じ線の上だ。
二人の背は常に向き合い、二人の瞳も常に向き合う。
そんな場所に、文次郎も食満もいなければ駄目なのだ。



けれど文次郎は、その想いに気付かない。
食満を置いて前に立つ。背を向けて歩き出す。食満に対する負い目のせいだ。

そして今も、己の非ばかりを認め、食満の拳を受け入れようとした。

違うだろうと、食満は叫び、殴りたかった。
抵抗しろよ。怒鳴れよ。殴れよ。睨み付けろよ。
そもそも悪いのは俺だろう。はじめに巻き込んだのも、自分の都合で文次郎や仙蔵の手を煩わせたのも俺だ。
責めろよ。受け入れるから。俺もやり返す。だから受け入れろ。



文次郎に乗り上げて、押さえつけて、優位に立った今の体勢。
そんな自分の姿に、食満は吐き気がした。

けれどこれは、この数十年の二人の関係、そのものだった。







「…こんなもん、作らなきゃよかった」

食満が呟く。

本心だった。
文次郎にこれが必要なことは知っている。

けれど、本当にこの首飾りでなければいけないのかは分からない。
もしかしたら、幼い頃には制御できなかった四魂も、今の文次郎ならば自力で抑え込めるかもしれないじゃないか、と。そう思ったことは少なくない。

今まで、試したことはなかった。試せなかった。
けれど良い機会ではないか。



半ば衝動的に、食満は手に残った宝玉の片割れを握り締めた。

気付いた文次郎が抵抗する間もなく、その掌の中でキシリと、甲高く軋む音が鳴った。









あとがき
食満先輩と、文次郎さんの特殊な繋がりの理由をお披露目です。(上手く伝わったかなぁ)
余りひっぱっても分かりにくいだけなので、1章の内にお話ししておきました。

このお話での二人は、お互いそれぞれに負い目を感じているせいで、自分と相手の本当の想いにも気付かない。から、ずっと進展しない関係です。
今回は食満先輩視点でしたが、文次郎さん視点で語ればまた微妙に違います。(いつ語れるかな…)

のんびりぐだぐだやってますが、野狐の方は大丈夫です!あの方がいますので。



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