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今日、

初めて部活をサボった てか休んだ


買いたいものがあったから


てっちゃんに幸せになってほしいと願うため

けじめをつける為に



街は人でいっぱいでまだ肌寒かった

すれ違う人たちがみんな笑顔で
楽しそうで、苦しかった

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まだ春とはいえ、もう暗い


そのくらいまで野球部は練習している




毎日校門前であいつが笑顔で待っているのに今日は居ない

朝も逃げられた

心の中で「待っててくれるのでは」と淡い期待があったが打ち砕かれた



かわりに昨日の女子が居て

疲れた後に香水のキツイにおいがして
さらに疲れが溢れてきた

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チッ、チッ、


時計の音が部屋に響く


そろそろ、帰ってきてるかな

カーテンを開くが闇しか見えない


 どうせ、彼女を送ってんだろう


少しため息をついて机に向かう


今悩んでいるのがてっちゃんへの手紙



   てっちゃんへ

  避けてごめんね。

 てっちゃんには好きな人が居て
 それが少しいやでした。


この続きに何を書くか、


普通は好きだから だろうが私には幼馴染の関係が命綱



二文字でもいいのに、


十画程度なのに、



  私はなんて臆病なんだろうか





(この言葉を告げられたら)
(すっきりするかな)
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どうしようか
もうどうしよもならない(^p^)


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