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あの出来事が頭から離れない
こんなにてっちゃんが好きなのに
こんなにてっちゃんに幸せになってほしいのに
でも本心は違う気もする
それに気づかないふりをしてたのに
夜は眠れないままもう起きる時間で・・・
重い体のまま準備をした
『早く出よう、』
(てっちゃんに会わない様に)
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「、おはよう」
いつもより10分早く出たのに・・・
『―早いね、』
昨日のことが一瞬頭によぎったが、口を動かす
2mくらい間を空けて無言で歩く
やっと野球部のグラウンド前についた、と安心すると
「お前に言わなければならないことがあるんだ」
あぁ、きっと私の聞きたくない言葉が出てくる
「実は『あの子と付き合うんでしょ!!』
明るい声で言うとてっちゃんは驚いた顔をしたが
『可愛いもんねっ、てっちゃんが惚れるのも分かる、』
「何言って『でも、
お願いだから幼馴染で居てね、』
言い終えると走って走って、
どこまでも
(何も聞こえない)
(聞きたくない)
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訳わからん、しか言ってない。
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