3




あの出来事が頭から離れない




こんなにてっちゃんが好きなのに
こんなにてっちゃんに幸せになってほしいのに

でも本心は違う気もする

それに気づかないふりをしてたのに



夜は眠れないままもう起きる時間で・・・


重い体のまま準備をした


『早く出よう、』

(てっちゃんに会わない様に)

---------------------------

「、おはよう」

いつもより10分早く出たのに・・・


『―早いね、』


昨日のことが一瞬頭によぎったが、口を動かす




2mくらい間を空けて無言で歩く


やっと野球部のグラウンド前についた、と安心すると



「お前に言わなければならないことがあるんだ」


 あぁ、きっと私の聞きたくない言葉が出てくる


「実は『あの子と付き合うんでしょ!!』


明るい声で言うとてっちゃんは驚いた顔をしたが


『可愛いもんねっ、てっちゃんが惚れるのも分かる、』


「何言って『でも、



     お願いだから幼馴染で居てね、』




言い終えると走って走って、





   どこまでも



(何も聞こえない)
(聞きたくない)
---------------------------------------
訳わからん、しか言ってない。


- 3 -


[*前] | [次#]
ページ:




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -