カナリアと野良猫
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ご覧いただきありがとうございましたー。
この三話は2パターン用意していました。ギャグ風にオチにいくのか甘めでいくのかを悩み、最終的には甘めを選択。話を少し甘くした方がバンビちゃんの可愛さが引き立つのかなと思いました。この連載自体、固い仕上がり(文章)を目指して書いていますが、今回はだいぶ柔らかくなっちゃいましたねー。
‘覗き見たら怒るくせに、行かなければやっぱり怒る’一話からこの部分を引っ張ってきて膨らませました。天才ピアニストと普通の女の子。立場の違いに揺れ、密かに悩み素直になれないバンビちゃん。自分は野良猫だと言ったのは、血統書つきではないって所を彼女はちゃんとわかってるし、相手の前で自分を可愛く見せたいとは思わない子だからです。
一話は愛の曲、二話は重厚に激しく弾かれると思えば甘く囁くようなメリハリのある曲。三話はカナリアの様に美しく自由に唄うようなイメージの曲を先輩に弾いてもらいました。
そして‘天才の手にかかれば上履きさえも唄いだす’このフレーズ、とっても気に入っています♪このシーンは前サイトで長編を書いていた時、怒りを表す先輩の足音を‘ズカズカ’にしようと思っていたのに先輩のイメージは‘ツカツカ’って感じだよなぁ〜。なんて思い、そのまま採用した事を思い出して付け加えてみました。
あとがきまでお付き合いいただいたバンビ様、ありがとうございます。お気に召した際は…また彼女に会いにきてくださいね。
2011/01/10 UP
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