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「スバルくん、この手はなぁに?」
「あ?何って見れば分かるだろ、使えなくしてやろうとしてんだよ」
スバルくんが握ってるのはボクの大事なモノ。何とは言わないけど……。
「お前にこんなものついてるからオレが迷惑被るんだよ。だから潰せばもう使えなくなってオレが迷惑被ることも無いだろ」
「考え直そう、ね?スバルくん?」
命を握られているような状態で下手に抵抗も出来ないし……どうしようか。ああでもなんかゾクゾクしてきちゃった……っ!
「何興奮してんだよきめぇ!!」
「あ、ちょ、スバルくんそんなに強く握っちゃらめぇ」
興奮が一気に冷めて身の危険を感じる逃げないと……!
「スバルくーんいるー?」
「な、うわっ、ゆ、ゆい!?」
扉越しに聞こえるビッチちゃんの声に驚いたスバルくんの手に力が入って……
「ーーーーーーっ!!!!!!!」
あ、ほんとに痛いときって声も出ないんだね……どうしこれほんとに潰れてる気がする
スバルくんがばたばたと部屋を出ていきボクは痛みに床に倒れ込む。多分これほんとにだめな気がするボク女の子になっちゃう……でもそれはそれでスバルくんといちゃいちゃしても問題なくなるのかなんふ、それはそれでいいのかも。
「わりぃライト、本気でやるつもりは無かったんだがあいつが来てびっくりしてついやっちまった」
「スバルくんのついうっかりでボクお婿に行けなくなっちゃったから責任とってスバルくんボクをお嫁に貰ってよ……」
「断る」
「スバルくん酷い……」
「元はと言えば自業自得だろ」
「スバルくんがボクを貰ってくれるまでボクは付きまとうよ……」
「勝手にしろ。あんまりうぜぇとレイジの薬飲ますからな」
「媚薬?」
「毒薬」
なんとなく分かっていた答えだけどスバルくん冷たいなーまあそんなところが可愛いんだけど。なんて言ってもいられない状況だった。
「と、とりあえずボクをレイジのところに連れていってよ……レイジならなんとか出来るかもしれないし」
「はぁ?自分で行けばいいだろ。なんでオレが」
「スバルくんのせいで痛すぎて立てないんだって。もう、スバルくんが激しいからボクうごけなくなっちゃ……え、ちょっと待ってスバルくん、ボクをおいていく気?ねえ、待ってよ!」
「一人でやってろ」
「ボクを置いてかないでよ……」
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