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「スバルくん、しりとりしよう!」

 長い時間黙っていたユイ唐突に何を言い出すのかと思えば、まさかそんな子供染みた遊びをしようと言い出すとは……。いくら沈黙に耐えられなかったからとはいえくだらなすぎるだろうとつっこみたくなる。

「なんでオレが……」
「いいからいいから、最初はスバルくんからね!しりとりのりからスタートだからね」
「チッ……しかたねぇな……リス」
「好き」
「なっ」

 突然の言葉に固まっているともー!とユイが頬を膨らます。

「ほらほらスバルくんきだよ、き!」
「っ……!」
「なに赤くなってるのスバルくん。な、なんかこっちまで恥ずかしくなってきたじゃない!」
「うるせぇお前が言ったんだろ!」
「もう!いいから早く!次スバルくんだよ」
「はぁ……ユイ……」

 仕返しに耳元で囁いたその言葉にユイも赤くなり、

「いいよスバルくん」
「しりとりは終わりかよ」
「いいよそんなの」

 そして、二人で唇を重ね合って笑った。



「キスしようぜ?」



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