変換1:悠宅ユーリ夢主
変換2:天音宅リオン夢主
( ユーリ夢/TOW3設定/by天音様 )



「私と言うものがありながら…馬鹿馬鹿!ユーリの浮気者!」
「いやいや何の話だ」
「とぼけたって無駄なんだからね…!私は見た!この目で!しっかりと!」
「だから何の話だって」

食堂にて
いつもの様にユーリに詰め寄るナマエ1の姿が見られる中、辺りはもう慣れているのか止める者はいない
むしろその光景を普通として微笑ましく見守る者もいるくらいである
今回は何の言い合いだと耳を傾ければナマエ1は食堂に響く声で更にユーリに詰め寄った

「リオンにプリン作ったんでしょ!?私だってユーリの愛情たっぷり手作り特製プリン食べた事無いのに!」
「は?」

ダンッと机に拳を叩き付け、そのまま机に項垂れるナマエ1
思わず間の抜けた声をあげたユーリだったが、数日前ナマエ1の言った通りリオンに頼まれプリンを作ったことを思い出す
一方でずるいずるいずるいとナマエ1が顔を机に項垂れさせたまま呟いている光景は何とも形容し難い雰囲気を漂わせた
心なしか、徐々に耳に伝わる声が涙声になっている
どうやら相当なショックだった様だ

「プリン……」
「…別にプリン食べたかったらナマエ2にでも頼めばいいだろ」
「確かにナマエ2のプリン美味しいよね……ってそーじゃなくって!!!」

弾かれたように顔を上げやはりと言うべきか涙目になっているナマエ1はユーリを見やる

「私はユーリが食べた…あ、違ったユーリの愛情の詰まったプリンが食べたいの!」
「オイそこ間違えんなよ」

軽い音を立てて頭を叩かれナマエ1が短く声を漏らせばユーリは思わずため息をついた
その隣で今度はプリンプリンと呪文の様に呟いているナマエ1

「今度作ってやるって」
「今!!」
「……作んねぇぞ」
「それはやだ、でも今!」
「………」

再びため息をつき、ユーリはガタリと席を立つ
何処へ行くのかと目で追えばユーリはロックスに厨房を借りれるかを聞き、了承を貰えば無言で厨房へと消えた
すると先程までの沈んだ顔は何処へやらナマエ1は厨房に向かって思い切り叫んだ

「ありがとうユーリ愛してるー!!」

すぐにロックスに食堂ではお静かに、と窘められるのだが、ナマエ1は終始笑顔だった





(ほらよ。愛情たっぷり特製プリン)
(流石ユーリ!そんな優しいユーリが大好き!)
(その代わり明日の任務代われよな)
(え)
(帰ってきたらプリン)
(ユーリの為なら頑張っちゃうよ!)



スキットの甘党黒髪剣士を見た途端にこんな光景が浮かんでいたのですが…この際テストにイライラした鬱憤に書いてやろう!な産物ですすいません^p^
自分の娘そっちのけできっと悠様の夢主さんはユーリにこう強請るのではないかと妄想に妄想を(勝手に)重ねさせていただきま(ry
すいませんすごく楽しかったです
夢主さんの口調など間違えていましたら全力でスライディング土下座に伺います





戻る


第4回BLove小説・漫画コンテスト応募作品募集中!
テーマ「推しとの恋」
- ナノ -