その他シリーズ | ナノ
もう一度初めから始めよう三
『オラオラオラアアアアアアっ!』
『主いいいいいい』
『今助けに参りまするううううう』
『俺の布を返せーーー!』
『君たち荒ぶりすぎだよ!落ちついてーー!』
『うるせーーーー!!』
『また変なのが来たーーー!?』『ちょっ、変なのて、俺に言ってないよな!?』
『あっちの狐なんか荒縄持って、ぎゃーーー』『獅子王ーー!』『手入されたばかりが・・・!』
剣尖の音は聞こえない。
ただし聞こえてくる刀剣男士たちの唸り声に困惑する声入り乱れ、大混乱になっているのがわかる。
「・・・これ、あんたを助けに来た刀剣の声じゃ、ねーのか?」
「し、知りません!」
仲間が襲撃されているというのに冷静に私に指摘してくる。思わず即答した。
声からしてだいたい誰か判断できたけど、あんな雄叫びあげて助けにくるような刀じゃない。
そこに、こんのすけが叫びながら登場。
「審神者様!本丸の刀剣男士様が制止を振り切って助けに来たようです!早く、無事だということを顔を見せて安心させて下さい!もう、すでに真剣必殺状態とかどういうことですか!?意味わかからん!」
反射的に私は逃走した。
「何処に行くつもりですか!?あ、ゴラあああ!待ちなさいヘタレ!」
後ろからこんのすけの怒声が聞こえて、私は更に加速した。
むきあえっていわれて、そうできたら、こんなことになっていないい!
16/2/21
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