呪術夢主。元々はFate/prototype世界線の、名も知られていない昔の人物で、アーサー王の話し相手でマーリンのお気に入り、という子。

性格は転生後と同じ。
魔術能力(全ての物事の“終わり“を見通す力)と人柄から王となる資格を持つものだったけれど、王になれば人の心が分からなくなることが嫌で、自ら王という立場を拒み、人として生涯生きていくことを決めた。名も知られていないという理由は、生前何も成し遂げていないから英霊とかにはならなかったみたいな、そんな感じ。

王は人の心が分からない←心を鬼にしてでも本当のこと(物事の死)を伝えることは、民が日々恐れ、怒り、悲しむだけだと考えた結果?みたいな。ただ、夢主は人の心に寄り添いたかっただけ。

王になった未来の方が絶対に生きられたのに、人として生きていくことを決めた夢主に、マーリンはその選択の末路を分かっているのに何も言わないんだよね。結局その通りで、「敵が死んでいないのに“死んだ“と嘘をついた」とか「私たちを裏切ったな」など言われ、民に指を刺されて最終的に大勢の民の意見?により命を絶たれた夢主。
だけど、それでも“人として“生きていけたことに満足しているし、能力を頼って敵が死んだと信じた民のことも恨んでないし、寧ろそれが人の形の一つだと思っているし、そもそも民を不安にさせたくなくて嘘をついた自分が悪かったのだと思っている。

どんな結果であれ、夢主はにとってそれは“正しい死“だったらしい。





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