眉薬 他

LoveSick


「あのぉ……お取り込み中悪いんだけど……掃除、させてもらいたいんだよね」

「!!」

いきなり声をかけられて、振り向くとそこには泉、草野、国分と児玉の姿が。

さ、最悪だっ!



「薬師寺さぁ、監督待ってたよ? 早く行ったほうが、いいんじゃない?」

泉の言葉で俺は呼ばれていたことを思い出した。

結局監督室でも、俺の言った寝言について散々聞き出され、取りあえず監督には『昔飼
ってた大型犬の名前がケン』だということで、何とか決着をつけた。



自分の撒いた種とはいえ、恥ずかしい思いをした一日だった。



/ススム




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -