眉薬 他
LoveSick
「っは……やめっ……おまえ、夕べヤったばかり……んぁ」
「イヤだイヤだと言ってる割に、身体の方は嫌がってないんじゃないか?」
スッと股間を撫で上げられて、身体が強張った。
「うっせぇよっ、バカッ!」
俺の身体をこんな風に開発したのは目の前に居るこいつ。
触れられるだけで、身体が自然と熱くなる。
「好きなんだろう? こういう風にされるのが」
「んっ……っは……。ちがっ!」
服の中に手を入れて敏感な部分に触れてくる。
拒みたくても、身体の芯が熱くて自然と流されそうになってしまう。
ゾクゾクするような甘くもどかしい刺激を与えられ、息がどんどん上がっていく。
不意に視線が絡んで、クイっと顎を持ち上げられた。
「あ……」
キスされる――。
ゆっくりと瞳を閉じて相手の気配が近づくのを感じる。
少しずつ鼓動の高鳴りを感じながらそっと背中に腕を回したその時……。
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