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12月31日。 大晦日になって、ようやく俺は日本へと戻る事が出来た。

空港は帰省客やその迎えの人でごった返していて、かなり混み合っていた。

「俺は迎えなし、か……さ〜びし〜」

母さん達に今日戻るって連絡してなかったから、迎えに来てないのは当然。

俺が日本に着いて最初に会いたかった人物は有名人だから、こんな人混みに来るわけがない。

わかってる事だったけど……なんとなく寂しいよな。

久々に再開した喜びを噛み締めている帰省客達の間を摺り抜け、取り敢えず出口に向かう。

その時だった−−。


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