ゆっくりとシャツのボタンを外し、露になった肌に熱い掌が触れる。
くすぐったいような恥ずかしいような気持ちに、思わずほんの少し身体をよじった。
「なぁ、せめてオレもシャワー浴びたいんだけど」
「別にいいって。どうせ今から沢山汗かくんだし」
チュッチュと胸の飾りに吸いつかれ、ジワリと身体の奥が疼きだす。
鼻から抜けるような声が洩れて慌てて口元を手で塞ぐ
太ももに感じる本多の熱い雄の感触に思わず腰が揺れた。
恥ずかしい気持ちと、すっかり堅くなった本多のモノで無茶苦茶にして欲しい気持ちが混ざり合ってもどかしい。
「へっ、やらしいな。なんだかんだ言ってお前こう言う事するの好きだよな」
「っ!」
緩々と扱きながら意地悪い笑みを浮かべオレの顔を本多が眺める。
その視線や耳元に響く男らしい声にすら感じてしまう。
「あぁ、好きだよ。本多とこう言うことするの……だから、早く……」
本多の頬に手を伸ばす。
ゴクリと生唾を呑む音が聞こえ面食らった顔になった。
「おまっ、それ反則だぞ」
「何が反則なんだよ、暑いのわからないくらいにしてくれるんだろ? 焦らすなって」
「っ、煽りやがって……どうなっても知らねぇからなっ」
「ふふ、あぁ……好きにしていいから」
覆いかぶさってくる本多に腕を回す。
互いの汗ばんだ肌が妙に心地いい。
貪るような力強い口づけを受けながらオレはゆっくりと目を閉じた。
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