吾郎受け R18
LoveSick
吾郎と薬師寺の部屋にはとてつもなく重たい空気が流れていた。
そんな空気にしているのは、佐藤寿也。彼は今、とても怒っていた。
(全く……せっかく僕が遊びに来てあげたのに。よりによって、何で薬師寺なんかと……スルなら僕とすればいいのに)
いろんな事が頭の中でぐるぐると回っている。
と、そこでいい考えを思いついた。
「せっかく遊びに来て、喧嘩するのも嫌だから、僕一度頭を冷やしてくるよ」
表情を和らげそういうと、張り詰めていた空気が一気に緩んだ。
寿也は、すぐ戻ってくるから。そう言って、二人の部屋をあとにした。
モドル/ススム