吾郎受け R18
LoveSick
「見せたいものがある」
久々の休日。部屋でまったりと過ごしていると、突然声を掛けられた。
「あんだよ、一体何があるって言うんだ?」
尋ねてみても答えはなく、ただ”車に乗れ”と目で無言のアイコンタクト。
無口で無愛想……多くの事はあまり語らない。こんなトコロは海堂に居た誰かさんに似ている。
なんて事を考えながら、吾郎は緩く息を吐いた。
「たくっ、行き先ぐれぇおしえろっつーの」
ぶつぶつと文句を言いながら、彼の愛車に乗り込む。
目的を告げぬまま、吾郎を乗せた車は出発した。
モドル/ススム