吾郎受け R18
LoveSick
今日は日曜日。
朝から姉貴は母さんと出かけていない。
シンとした部屋で、僕はふと思った。
これって先輩と二人っきりになれるチャンスなんじゃ・・・
早速、電話してみようっと♪
携帯を開いて、先輩の名前を表示した時、ちょうど玄関のピンポンがなった。
もう、誰だよ!
知らん振りしよっか。
先輩と連絡取るほうが大事だし。
僕はそう決めて電話をかけた。
すぐ近くで携帯の着ウタが鳴ってる。
この曲は、僕が先輩に登録してあげた僕の音楽。
それは開けっ放しの外から聞こえてくる。
すぐに電話が繋がって、先輩が出た。
『おい、大河!今どこにいるんだよ!?せっかく遊びに来てやたのに・・・。』
慌てて、2階の窓から玄関を覗いてみたら、ピンポンの犯人は、先輩だった。
僕は大慌てで携帯を握り締めながら階段を駆け下りる。
最後2段踏み外しちゃって、足が痛かったけどそれより早くドアを開けなくちゃ。
痛む足を押さえながら玄関を開けたら、まぶしい太陽と一緒に笑顔の先輩の顔!
危うく自らのチャンスを不意にするとこだった。
僕は、ホッと胸をなでおろした。
モドル/ススム