吾郎受け R18

LoveSick


ある日吾郎は談話室に置いてあった通販カタログを自分の部屋に持っていってベッドに
寝転がりながら読んでいた。

別に通販が好きではないがたまには読んでみるのも面白いかもしれない。

そう思ったのだ。

ペラペラと捲っているとある特集ページで手が止まる。

そこには女性物の下着がびっしりと掲載してありなんとなく見てはいけないものを見たような気がして、思わず頬を赤らめた。

(そういや……女って勝負下着っての持ってんだよな。俺がこんなの履いてたら、寿どんな反応するんだろ?)

ふと、視線の先にTバックやタンガを発見ししげしげとそれを見つめる。

最近少しマンネリ化しているから意外に新鮮でいいかもしれない。

ほんの少しの好奇心と怖いもの見たさで通販用の葉書に番号を記入しそれを誰にも見つからないようにポストへと投函した。

それから待つこと数日。

吾郎宛に小包が届き寿也がいないことを確認してから中身を開けた。

「うっわ……なんだコレ、ブーメランみてぇ。どっちが下になるんだ?」

届いた紐パンをしげしげと見つめ、くるくると回して観察する。

「ま、いいや。寿也がこねぇうちに、早いトコ履き替えっか」

早速履き替えてみることにした吾郎。

やはり履きなれていないためかどうにも違和感を感じる。

(うへぇ。なんだかもぞもぞして気持ちわりぃ)

丁度着替えを済ませ、箱を片付け終ったときに寿也が戻ってきて、一瞬身を硬くした。

「どうかしたのかい?」

部屋に入ってなにやらモゾモゾと身体を動かしている彼に気が付き、寿也は首をかしげた。

そんな彼に吾郎はブンブンと首を振ってみせる。

「?」

折角夜に驚かそうと思っているのに今ネタバレしてしまうわけにはいかない。

必死に別の話題を探そうとする彼を寿也は不思議そうに見つめていた。



モドル/ススム



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