「たまには、違ったセックスしようよ」
二人でまったりと過ごしていい雰囲気になってきた時おもむろに寿也は言い出した。
「ええっ!? 俺はいつもと一緒でいいっつーの」
「だめだよ。僕、最近マンネリ化してて飽きちゃったんだから」
意地悪く笑い吾郎の腕を無理やり引っ張る。
「ち、ちょっと待て! 寿……何処連れてくきだよ!!」
「ふふっ、いいところだよ」
慌てている吾郎に、まるで面白い悪戯を思いついた子供のような表情でそのまま寮の廊下をズンズン進んでいく。
到着したのは屋上だった。
そのまま吾郎を突っ伏させて獣のようなポーズを取らせて、いきなりズボンを膝まで下ろし秘部を舐める。
「や……ヤダっいきなり何すんだよ!……ぁ……寿! 止めろ!!」
必死になってもがくが強い力で腰をがっしりと捕らえられて、甘い刺激によって力が巧く入らない。
「あ……んっ……はぅ」
頭の中まで痺れそうなその感覚に吾郎はぶるっと身震いをした。
それから数分。
寿也はずっと同じコトを繰り返し、吾郎はもどかしい気持ちでいっぱいだった。
「もぅ……頼むから……挿れてくれ……」
恥を忍んで縋るような瞳で寿也を見つめる。
一度も触れられていない彼自身は大きく熱くなっていて時折ピクンピクンと反応をする。
そんな彼を愉しそうに眺め寿也は意地悪く笑った。
「もう、欲しくなっちゃったのかい?」
「う、だってよぉ……寿也がソコばっかいじるから」
恥ずかしそうに言う彼は、とても妖艶だ。
仕方が無いな。そう呟いて、寿也が吾郎の秘部にあてがったモノは――。
モドル/ススム