「いい。何でもいいから」
そう言って、自ら腰を突き出してくる。
寿也は自らの着ているものを脱ぎ捨てると、すでにはちきれんばかりに勢いを増したそれを秘部に押し当て、一気に貫いた。
「は……ぁっ、あっ……んっ」
的確に彼の前立腺を突き上げると、身体を大きくしならせる。
「ああッ……ソコ! そこが気持ちいい! もっと、もっと突いて!!」
ベッドの軋む音と隣から聞こえてくる喘ぎ声にさらに興奮を覚え、激しく突き上げられて、そのたびに吾郎は身体を震わせる。
「ああっ俺、イッちゃ……イ、イク!!」
「もうイッちゃうの? だめだよ、早過ぎ。もっと我慢してくれなくちゃ」
そう言って、寿也は吾郎の根元をぎゅっと掴み、部屋に戻ってとってきた紐で固く根元を縛りつけた。
「っへっ……ああんっ!! や……う……ヤダっ!」
「これは、お仕置きもかねてるんだから、我慢しなよ」
「ひぁっや……我慢できねぇっ……も、イキたいっ……あんっ……あっあっ」
暴発しそうなほど射精したい欲求は募るのに、縛られていてできない。
それが辛くて、吾郎は枕に突っ伏してぶんぶんと頭を振った。
「も、苦しっ……早く……コレとって……ああん、イカせてくれよぉ!」
「駄目。こっちのほうが締りがいいんだ」
「ああんっ……だったら、もっとゆっくり……はぁ……ン」
「無理!僕も四日ぶりだし、手加減しないよ」
「はぁっ……もう、しねぇから……許して、あっあっあっあーっ!!」
吾郎はひたすらイカせて! 許してぇ……といい続け、寿也はそのたびに激しく突き上げる。
もう何も考えられなくなり、強すぎる快感にビクビクビクっと身体を仰け反らせた。
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