吾郎受け R18

LoveSick


「怖い顔してどうしたんだ?」

「……っ、何でもねぇ」

顔を覗き込まれ、薬師寺はぷいっと横を向いた。

わずかに肩で息をしているように見えて、首を傾げる。

熱でもあるのかと額に触れてみるが、熱はなさそうだ。

触れられた薬師寺は、それだけでびくっと体を強張らせた。

目の前に彼の唇がありキスしたい衝動に駆られ、葛藤を繰り返す。

(ああっ、だめだ、俺! ナニ考えてるんだ。ここには佐藤も茂野もいるんだから……我慢しろ)

「薬師寺?」

「ひぁっ」

耳元で声がして、思わず声が出てあわてて口を塞ぐ。

カァッと余計に全身が熱くなった。


/ススム



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -