そう思いながらも、気を緩めれば快感の波に呑まれそうになるのをグッとこらえる。
「凄いな・・・もう3本も入ってるぞ?」
「ひゃっあっ・・・ンなこと言うんじゃねぇよっ」
内壁を縦横無尽に動き回る指の感触に打ち震えていると突然スッっと引き抜かれ吾郎の口から「あっ」という小さな声が漏れた。
「なんだ、そんなに指が好きなのか?」
「ち・・違っ・・・」
からかうような口調でそういわれ反論しようとしたが、それは眉村が自身を秘部に押し当ててきて事によって遮られた。
吾郎は次に来る衝撃を想像し、固く瞳を閉じた。
「挿れるぞ」
グッと腰をつかまれ、ゆっくりと沈みこんでゆく。
内壁を抉るような感覚を覚えぶるっと身震いをした。
全てを収めると眉村は吾郎の腰を掴んでゆっくりと下からの突き上げを開始。
「んっ・・・んっつあっ・・・ふ・・・」
じわじわと立ち上ってくる快感に堪えながら、少しでも声を漏らさぬように空いてる手で口元を押さえる。
「あっあ・・・まって・・ッ眉村・・ぁっ」
「凄く締まってるっ・・やはり人に見られたほうが燃えるらしいな」
「ち、違うっ・・・そんなんじゃ・・・ぁあっ」
段々動くスピードを速められ、強く腰を揺すられて、全身に甘い痺れが駆け巡る。
我慢できなくなって前のシートを掴むと腰が浮いた分だけ激しく打ち付けられて、意識が飛びそうになった
「ひ・・ああっん・・あっあっ・・・も、俺・・イッチャう・・・アアッイく・・っ!」
「バカッ!声がでかいっ」
慌てて眉村が口を塞いだが時、既に遅く吾郎は一際大きく仰け反ると映画館の椅子に白濁を飛ばした。
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