ちょうど腰の辺りに眉村の熱を感じて戸惑いを覚える。
「なっ!?・・・・なにこんなトコでヤル気になってんだよっ」
「可愛い声を出す茂野が悪い」
「は? 意味わかんねぇ・・・元はといえばお前が触ってきたから・・・・あっ!」
吾郎の言葉は無視してスルッとベルトを外され既にいきり勃ッたモノを扱かれてゾクゾクっとした。
誰かに見られてしまうのではないかと思うと、余計に体が熱くなる。
「茂野だって・・・このままだと辛いだろ?」
「そうだけど・・・でも・・・こんなトコじゃ・・・ぁあっ」
「大丈夫だ。さっきも言ったがお前が声出さなきゃ、この映画の音でばれない」
耳をペロッと舐められ、さらに服の中に手を入れられて胸の飾りをギュッと摘まれると電流が走ったように体が跳ねた。
「茂野は・・・・・何もシたくないのか?」
そう尋ねられ、言葉に詰まる。
シたくないわけはなかった。
これだけ刺激を与えられて、何もナシでいられるほどの余裕はもう既になくなっていた。
「・・・っなぁ・・せめてココ出てからホテルに行こうぜ?」
「悪いな。そんな余裕ないんだ」
「えっ!? あっ・・・ちょっ・・・眉村っ」
突然腰を持ち上げられたかと思うとスルッとズボンと下着を太ももの辺りまでずり下げられて、白い肌が露になった。
その直後にすぐ後ろでベルトのバックルを外す音が聞こえ、緊張で身を硬くした。
必死にまわりから見えないようにシャツで隠しながらズボンの裾を握る。
「腰・・・上げろ。茂野・・・」
そっと囁かれ、ビクンッと肩が震えた。
恐る恐る腰を上げると、秘部の先端に指を這わせられて、体に力が入る。
「声・・出すなよ」
「わ、わかってるよ」
吾郎の意思を確認すると、指を突き入れてグチュグチュッとかき回す。
内部を犯されてる感覚に、吾郎は必死に前のシートを掴んで体を震わせた。
「・・・・ぁっ・・・んっ・・・は・・ぁっ」
周りの客が映画に集中してるとはいえ、自分は一体何をしているのだろう・・・
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