吾郎受け R18

LoveSick


「・・・・すまなかった。」

「んぁ?・・・なにが?」

行為後、同じベッドで横になりまったりとしていると、突然眉村が呟いた。

言っている意味がわからないと言った表情の吾郎に、眉村は苦笑する。

「佐藤と付き合ってるのに・・・こんなことして・・・。悪かったな」

「・・・・・・・・。あのよ・・・それ、誰か言ってたのか?」

はぁ・・っと重く息を吐く吾郎。

「俺・・・・・・寿也とはなんでもないぜ?」

「・・・は?」

「誰が、んな根も葉もねぇうわさ立ててんのかしらねぇけど・・俺と寿也はただの幼馴染だよ」

吾郎の口から発せられる、衝撃的な事実に開いた口が塞がらない。

そう言われてみれば、うわさで聞いただけで、本人達の口から直接聞いたわけでも、キスシーンを目撃したわけでもなかった。

「俺が好きなヤツ・・・・教えてやろうか?」

「!?」

そういうが早いか、吾郎は眉村の唇に自分の唇を重ねる。

呆気に取られている眉村に、吾郎はニッと笑った。

「・・・茂野?」

「あんだよ? まさか、まだわかんねぇとか言うんじゃねぇよな?」

信じられないと言った表情の眉村を見て、悪戯っぽく笑う。

「・・・夢じゃ・・・・ないよな?」

「あぁ・・・夢じゃねぇよ。俺は・・・お前が好きだ」

まっすぐに見つめあいながら、自然と互いの熱を感じ再び溶け合うような口付けを交わした。




/オワリ



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テーマ「人外ファンタジー」
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