吾郎受け R18

LoveSick


その瞬間――。

チリンチリーン。

二人の後ろを一台のマウンテンバイクが通過。

「…………おい、ココは誰もとおらねぇんじゃ無かったのか?」

解放後の気だるさに身を包みながら睨み付ける。

「あぁ、だがたまにはこういう事もあるだろう」

「なっ、てめっ平然と答えてんじゃねぇよ! つーか、早く抜けっての!!」

「却下だ。俺はまだイってない。 通行人は只の虫だと思えばいい」

シレッと答えて、再び律動を開始する。

「ちょっ、あっあっ! バカッ!そんなの、思えるかぁ!!」

夏の夜空に、吾郎の叫びが響き渡る。

もう二度と、行き先のわからない場所へは付いていくまいと心に誓う吾郎だった。 

/オワリ



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