「ああっ・・・も・・ムリっ・・・早くイカせ・・・っ」
夜中の部長室。
そこにある黒い革のソファで、俺は江頭に抱かれていた。
「もう・・・イッちゃうんですか・・・。つまらないな」
「っ・・・んぁあっ・・・!」
低く、ねっとりとした声が聞こえ、俺の中でヤツの動きが止まる。
さっきから、もうかれこれ一時間ほど同じコトを繰り返してる。
限界に達しそうになると、動くのを止めて、落ち着いてきたことがわかると再び動き出す。
俺はもう、気が狂いそうだった。
「た・・・頼むっ・・・頼むからぁっ・・・・イカせてくれっ・・・」
生理的に出てくる涙をいっぱいためて懇願しても、江頭は薄ら笑いを浮かべたまま俺を見下している。
どうしても、我慢できなくて俺は自分で腰を揺すってあいつを促した。
「おやおや・・・本当に淫乱ですね・・・・。自分で腰を動かして・・・」
「っ・・・・うっせぇ」
俺だって・・・こんなことしたくねぇけど・・・生理的な欲求にはかなわねぇんだよ!
散々焦らされてやっと入れてもらっても中々イカせてもらえねぇ。
そんな俺の様子を愉しむ様に、嬉々とした表情で俺を見据えているばかり。
「そんなにイカせて欲しいなら、体位を変えましょうか?」
「っえ・・!? うわぁっ!!」
グッと腰を持ち上げられたかと思ったらソファに座った江頭の上に跨るような格好になり、しかも思い切り足を持ち上げられた。
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