「ふふっ、沢山出したね」
「……っうっせ、誰のせいだよ!」
「僕のせい……、だよね? もちろん、責任は取るよ」
「へ? 責任って、どうやって……うわっ!?」
僕の言っている意味がわからないのか、キョトンとした表情をする吾郎君の足を掬い上げ下着を剥ぎ取ると、ゆっくりと双丘を割り開き痛いくらいに膨張した自身をあてがった。
「責任とって気持ちよくさせてあげる」
「って……俺、さっきイったばっかだっつーの!」
「大丈夫、イった直後の方が無駄な力が抜けてて入れやすいんだよ」
「わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇ……っんぁあっ!」
構わず腰を押し進め、少しでも善くなるように熱い内部のポイントを探る。
突き上げるたびに肩から浴衣がずり下がり、腰帯の部分に溜まる。
ベッドの上で組み敷かれ、淫らに悶えるその姿に興奮を覚えだんだん自分に余裕が無くなってゆく。
「んっふ……あっああっ、寿! もっとゆっくり……っ」
「ごめっ! 抑えられそうにない」
「そんな……ぁあっ!」
ぷっつりとキレた理性の糸はもう自分ではどうする事も出来なくて、もう何も考えられないほど貪欲に目の前の快楽を追い求めその行為に没頭した。
前/ススム