「ああっ・・・ンッ・・・」
「すっげぇな・・・茂野。・・中が熱くて・・・いい感じだ」
「・・・うるせぇよっ・・・は・・んっ・・・ンな事言うんじゃねぇ」
ギシッギシッとベッドが軋む音が部屋中に響いている。
その音が、余計に俺の羞恥心に火をつけて、恥ずかしさで全身が熱くなる。
「はっ・・あ! っ・・・ふっ・・・ああっんっ!!」
前立腺を八木沼っちが掠めるたびに、物凄い快感に襲われて、そのたびに俺は身体をビクつかせる。
「っつ・・・ああっ・・あん・・・っ!あ、やべっ・・・イキそうっ・・っ」
「いいぜ、イケよ」
そう言って八木沼っちは、さらに激しく突き上げる。
「ああっ! あっあっ・・・やべっ・・・いクッ!!」
そのゾクゾクするような感覚に、俺は無意識に八木沼っちを締め付けて絶頂を迎えた。
その夜、同じベッドで横になってたんだけど、どうしても眠れなくって、明け方ランニングしに部屋を出た。
2月だってのに、風が心地よく感じる。
無一文になって、途方にくれてたけど、何とかなってよったぜ。
八木沼っちもそんなに悪いやつじゃなさそうだし・・・。
ヤっちまったけどな。
ただ飯食わせてもらって、さらに泊まるとこまで用意してもらったんだから、しゃーねぇか。
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