吾郎受け R18

LoveSick


「狭いっつーの」

「……さっき、何を考えていた?」

「え?」

ギクリとして、キーンの身体を押しのけようとしていた手が思わず止まる。

すべて見透かしたような瞳に心臓が更に早鐘を打ち始める。

「俺の手を握って、何を想像したんだ?」

「そ、それは……っ」

耳元で囁かれ、羞恥で身体が熱く火照りだす。

何と答えていいのか考えあぐねていると彼の手がスルリと股間に伸びて来た。

「っ! ちょっ、やめっ」

慌てて止めようとしたが慣れた手つきでホックを外されズボンの中に手が滑りこんでくる。

「ぁっ、キーン馬鹿っ! ダメだって」

「大きな声を出すと周りに気づかれるぞ」

「く……ぅっ」

吾郎は慌てて声が洩れないように唇を噛み締めた。

「いやらしいな。もうこんなにしてるじゃないか」

ククッと喉で笑い、キーンの長い指先が吾郎のペニスに絡みつく。

巧みな指遣いに腰が跳ねそうになりアームレストに爪を立てる。

「ん……ぁっ、キーンっ」

強弱を付けながら上下に扱かれて、ゾクゾクとした感覚が背筋を伝う。


/ススム



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