吾郎受け R18
LoveSick
アメリカについてすぐ、俺は置き引きにあっちまった。
アリゾナへ行かねぇとトライアウトが受けられねぇ。
仕方なく、生まれて初めてヒッチハイクを始めたんだが、誰も止まってくれねぇし、オマケに警察官に銃はつきつけられるし、ついてねぇ。
途方にくれて、家に泣きつこうと思ったその時、一台の車が俺の前に止まってくれた。
「フェニックスまでなら乗せてやる、5時間も一人旅は退屈だからな」
そう言って俺をサイドシートに乗せてくれた。
それが、八木沼隼人との出会いだった。
モドル/ススム