部屋戻り、寿也がユニフォームを着て見せて欲しいと言うので試しに着てみる事にした。
野球のと違って隙間が多く動きやすいが妙にスースーしているように感じる。
白と青を基調にしている所は同じで多分コレが海堂カラーなんだろう。
「へぇ、これがサッカー部のユニフォームなんだ」
上から下まで舐めるような視線に、なんとなく気恥ずかしさに襲われる。
「もういいだろ? 俺着替えるから」
「あっ! 待って!もう少し」
寿也の視線に耐えれなくなって背を向けた途端後ろから抱きしめられた。
「凄く似合ってる」
「み、耳元でしゃべんなっ」
耳たぶに唇が触れそうな距離。
一気に早まる鼓動。
がっしりと身体に巻きついた寿也の腕が熱い。
「なんだか、新鮮でいいね」
ゴソッと左手が動きユニフォームの上から乳首を摘む。
クリクリとこねくり回されてゾクリとした快感が背筋を伝う。
「ぁっ、何処触ってんだよ」
鼻から声が抜けそうになって、慌てて唇を噛み締めた。
「ごめん、君のその格好見たら興奮しちゃった」
「興奮っておまっ……っ」
すっかり勃起して熱くなったソレを腰の辺りに押し付けられてドキリと鼓動が早くなった。
「ねぇ、シよ?」
耳元で甘い囁きが響く。
「……っ、俺が嫌だっつったら止めるのかよ」
ユニフォームの隙間から進入してくる手が俺の敏感な部分を刺激して声が洩れそうになる。
答えは多分決まってるが、このままヤられるのは悔しくて取り合えず聞いてみた。
「止めるわけないだろ」
即答だった。
つか、わかってたけど。
「お前、もう少し悩めよ、んぁっ」
「こんな姿見て、僕が自分を抑えられるわけないじゃないか」
すっかり興奮しきって押し当てられたソコはユニフォームを着ててもわかるくらい。
見せ付けるようにグイグイと押し付けられて体の中心がジワリと疼いた。
「ちっ、しゃーねぇ。じゃぁ、ユニフォーム脱ぐからどけよ」
「何言ってるのさ、このままに決まってるだろ?」
え? と、思ったときには既に遅く、物凄い勢いで寿也のベッドに押し倒されていた。
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