「ぁ……んんっ……ぁあっ!」
いきなり腰を掴まれ内部にローターを残したまま寿也の熱いモノが押し入って来た。
「ちょっ、そんな話がちがっ……っふぁああ!」
「イカせて欲しいんだろ? お望みどうり沢山イかせてあげるよ」
リモコンのスイッチを入れたまま激しく出し入れを繰り返す。
ただでさえ麻痺しかけていたところに更に強い快感を与えられ、吾郎はあられもない声えを上げた。
「ば、馬鹿! イケるわけねぇじゃん……ぁあっ」
「あぁ、そういえばそうだったね」
すっかり忘れていたとばかりに、紐に手を掛ける。
「くっ、あぁあ!」
思いっきり深く突き上げながら紐を緩めると、強烈な快感を齎し、勢いよく飛沫が机の脚に飛び散った。
「あはは、凄い。どんどん溢れてくるよ。よっぽど我慢してたんだね」
「ああっ、っは……ふああっ」
寿也が突き上げるたびにローターが前立腺に触れ抗いようもない快感が体中を支配する。
断続的に沸き起こる射精感を止める事が出来ずに吾郎は幾度と無く射精を繰り返した。
「――少し、やりすぎたかな」
事が終わったあと、ぐったりとして動かなくなった吾郎を見て、寿也は後悔の念に苛まれた。
効力の弱まったローターを引き抜くとそこだけだらしなく開き内部から彼の放ったモノがジワジワと溢れてくる。
「ま、これでもう僕に逆らおうなんて気、おきないよね」
苦笑しながら頭をそっと撫でると、吾郎は小さく「んっ」っと身じろぎをした。
「次逆らったら――こんなもんじゃ済まさないからね」
恐ろしい事を口走りながら、適当に服を着せ、ぐったりしている吾郎を担いで寿也は部屋に戻っていった。
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