吾郎受け R18

LoveSick


「あっ・・・あ!は・・・あンっ」

卑猥な音と、先輩の喘ぎ声が聞こえてくる。何度も聞いているはずなのに、それでも毎回僕を興奮させる。

「ああっ・・あっあっあっ・・・大河ぁっ!」

僕の背中に腕を回し、硬く瞳を閉じて何度も僕の名前を呼ぶ。

名前を呼ばれると、すッごくゾクゾクする。

「先輩・・・僕と、藤井先輩、どっちが気持ちいい?」

突然言った僕の言葉に、先輩達は同じようなリアクションをした。

目を丸くして、ギョッと身体をこわばらせる。

「ほら・・・言ってみてよ?」

「・・・・っつ」

「言わなきゃ、今すぐに止めちゃうよ?」

僕が身体を引きかけると、大慌てで先輩が僕の腕をつかんだ。

「大河・・っ・・・ヤだ。止めんなよぉっ・・・」

「で?・・・どっちが気持ちいの?」

にっこり笑いかけると、荒い息を吐きながら、先輩は僕を見た。

「お前のが、断然気持ちいに決まってんだろ?・・・・もうっ・・・・藤井なんて気持ちいいわけねぇっての」

そういう先輩の言葉はたぶん、ハッキリと本人に聞こえたはずだ。

へっ、ザマーミロ!!

顔なんて見たくも無いけど、ショックを受けている藤井先輩の顔を見て、僕は鼻で笑ってやった。

「も・・、なにやってんだよ・・・早く、動けよぉっ・・・。」

クイクイッと僕の腕を引っ張り、先輩が僕のほうを見つめる。

「ごめん。じゃ、つづきしよっか。」

再び僕が動き出すと、先輩の口からまた喘ぎ声が漏れる。

激しく突き上げるとびくびくってなるから、前立腺に当たってるんだと思う。

「あっああっあー・・・・っ!!」

先輩が果てて、その反射的な締め付けで、僕も果てた。


「・・・・・、藤井先輩。卑怯な手を使って、先輩をモノにしようったって、無駄ですよ?」

「・・・・・・・。」

「茂野先輩は、誰にも渡しませんから。あ、それと・・・気づいてないかもしれないから言っておきますけど、藤井先輩の隠し撮りぜぇんぶ消去させてもらいましたから。」

僕の言葉に、藤井先輩はガックリと崩れ落ちた。

その後、のこりの2日間は藤井先輩は田代先輩の部屋に泊まることにしたらしい。

邪魔者がいなくなって、僕と先輩は存分に2人っきりの時間を楽しんだのだった。



/オワリ



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