日中は合宿らしく集中的に激しい練習が続いた。
汗でベタベタでかなり気持ち悪い。
「なぁ、先に風呂行こうぜ?」
「そうですね。邪魔者がこないうちに。」
僕達は、一足先に大浴場へ向かいさっさと入浴を済ませた。
藤井先輩と入れ違いで風呂を出て、僕達二人は先に自分達の部屋へ。
全てが僕の計画通りに事が進んでいた。
「ねぇ、先輩・・・キスしよ?」
「な・・なに言ってんだよ!?もうすぐ、藤井が戻ってくるっ・・・ダメに決まって・・んんッ!!」
僕は、藤井先輩が戻ってくるであろう予想時刻の数分前に先輩に切り出して、半ば強引に口付けた。
深く口付けて、歯の裏を舐めたり吸ってみたりすると、堪らず先輩の眉が寄る。
抵抗していた力がだんだんと抜けて僕の口付けに先輩も応え始めたその時、藤井先輩が戻ってきた。
「な・・・ナニやってんだ!?・・・・お前ら!?」
「ナニって・・・キスに決まってるじゃないですか?」
呆然と目を丸くして立ち止まる藤井先輩。
・・・・・ドアくらい閉めてくれないかなぁ・・・。
僕が目で合図すると、反射的に藤井先輩はドアを閉めて、僕達に近づいてきた。
壁にもたれていた先輩の身体が一気に強張るのがわかった。
「・・・大丈夫だから。先輩」
耳元でそっと囁いて、再び口を塞ぐ。
どうしたらいいのかわからずに呆然と立ち尽くしている藤井先輩によく見えるように、わざと絡ませている舌を外に出して音を立てながらキスを続ける。
始めは抵抗していた先輩も、だんだんと僕の舌を絡め取るように吸い付いてくる。
ちらっと目の端で藤井先輩を見ると、ごくりと喉を鳴らしているのが見えた。
僕の手がズボンに触れると、さすがに先輩が腕を掴んで抵抗した。
「ぅわっ!?だ・・ダメだ!大河っ・・・絶対にダメ!!」
顔をこれでもかってほど真っ赤に染めて力いっぱい僕を押し返そうとする。
・・・・・最近、僕わかっちゃったんだよね。先輩の攻略法♪
耳元にわざと、ふぅーっと息を吹きかける。
「・・・・・ひゃっぁ」
一気に力が緩んで、その隙に僕はズボンの中に手を入れた。
「あっ・・・さ・・、触るなっ・・・ぁッ」
「触るな?・・・・おかしいなぁ?もうココ濡れてますよ?」
「・・・・つぅ!!」
下着の上からわざと先端に爪を立てると、堪らず身体をびくつかせる。
片方の手で、刺激を続けもう片方の手で服の中へと手を入れて胸の飾りをきゅっと摘む。
「ああっ・・・やっ・・・大河っ・・・ヤメッ」
身体を震わせて、力が入らない手でそれでもどうにかして僕の刺激する手を止めさせようと必死になってる先輩が可愛くて可愛くて。
余計に意地悪したくなって、僕は先輩の足首を掴んで思いっきりM字に見えるように開いた。
「ばっば・・バカッ!!恥ずかしいから・・・やめろよっ!!」
顔が湯気が出そうなくらい真っ赤で、両手で前を隠そうとする。
ってゆーか、ズボンはいてるから隠しても意味ないし。
かなり混乱した様子の先輩を、僕は堪らず押し倒してめくれたシャツの隙間からさっき摘んだ飾りを口腔内に含む。
「んっ・・・ふ・・・っ」
コロコロと転がすように吸い付くと、声が出そうになるのを両手で抑えて我慢してる。
僕・・・こんな姿を見ちゃったら・・・ヤバイ。我慢できないかも。
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