吾郎受け R18
LoveSick
その時、先輩がポケットから携帯を取り出しどこかへ電話を駆け出した。
その瞬間、鳴ったのは僕の携帯で先輩の着ウタが響き渡る。
ヤバッ!見つかっちゃう。
そう思うと同時に、先輩と目が合った。
「た、大河!?なんで、ココに・・・?」
まさか、盗み聞きしてたとも言えないし。
僕は返答に困った。
「もしかして・・・聞いてたのか?」
僕はゆっくりと頷いた。そしたら、先輩が急に僕に向かって頭を下げた。
「ゴメン!大河。俺この間ことずっと謝んなきゃって思ってて・・。」
「別に、いいっすよ。僕、怒ってないから。」
無理にした僕も悪いし。鍵閉めとけばよかった話しだし。
「本当に怒ってないのか?」
「当たり前でしょ?それより先輩、早く着替えないと風邪引きますよ。」
とりあえず、先輩の家に行って着替えさせないと。
僕の制服じゃ先輩には入らないから。
まだ何か言いたそうな先輩の腕を引っ張って、僕は先輩の家へ向かった。
「とにかく、先輩はお風呂で身体温めて。」
そう言って、僕が風呂場から出ようとしたら、先輩に引き止められた。
前/ススム