吾郎受け R18

LoveSick


「なんだよ、いるんだったら、なんで出てこないんだよ?」

「ごめんね、先輩掃除してたから気付かなかったんっすよ。」

本当は無視しようとしてたなんて、とても言えない。

でも、先輩は僕の言うこと疑うことなんて全くなくって、もうすでに靴を脱ぎ始めてる。

「先輩、お菓子もってくから僕の部屋に行っといて。」

「おぅ!わかった。・・あ、俺コーラがいい。」

ちゃっかり注文しちゃうところが先輩らしい。

僕は注文どおりコーラを注いで部屋へと向かう。

階段を昇るごとに、僕の鼓動も速くなる。

だって、やっぱり二人っきりだし・・・。

先輩は、いつもと変わりなく僕のベットに座ってた。

僕はできるだけ緊張してることを悟られないように、自然に振舞った。

「おっ、サンキュッ大河。・・・なぁ、そのシュークリーム食っていいのか?」

「もちろん。先輩が甘いもの好きだと思ったから持ってきたんだし、食べてよ。」

嬉しそうにシュークリームをパクつく先輩。

でも、口元にクリームがついていて、それを舌でぺロッと舐める。

なんだか、その仕草にちょっとだけ見とれてしまった。

「先輩手にもクリーム付けてますよ。」

「えっ、マジ本当だ・・。」

僕は、考えるより先に、先輩の手を握ってクリームのついている指をパクっ銜え、チュッチュと吸ってみた。


/ススム



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