吾郎受け R18
LoveSick
放課後練習が終わった屋上のグラウンドで、僕と先輩はベンチに座って外を眺めてた。
「先輩。僕のこと好き?」
「な、なんだよ、いきなりっ」
僕の質問に先輩は頬を染める。
でも、どうしても聞きたかったんだ。
先輩の気持ち。
僕は毎日でも好きだって言ってるけど、いっつもはぐらかされて、聞いてない。
「教えてくれてもいいんじゃないっすか?」
「ヤダ。言わねぇ。」
プイッと横を向いてしまった先輩に僕は小さくため息をついた。
「じゃぁさ、嫌いなわけ?」
顔を覗きこんで尋ねてみた。
目が合って、逸らされないようにジッと見つめる。
「嫌いじゃ・・・ねぇよ。」
頬を染めるその姿が、すっごく可愛い。
「ね、先輩・・・シよ?」
「えっ!?」
僕の言葉にビックリした顔してる。
首筋に唇を落とすと、ぶるっと先輩が身震いした。
「ちょっ、やめろって・・こんなとこじゃ」
「誰もいないって。」
「でもっ・・・誰か来たら・・っ」
眉を寄せて首をふる。
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