吾郎受け R18

LoveSick


いっつもこうだ。

必ず邪魔が入って、中々先に進めない。

「お、俺・・先行くから。」

そう言って、先輩はさっさと先に行ってしまった。

・・はぁ。

やっぱり今日も逃げられた。

「なんだ?どうかしたのか?」

「別に。なんでもないっす。」

不思議そうな顔で先輩が僕を見る。

あぁ、もう。

これで、きっと先輩はがっちりガードを決め込んで僕を受け入れてくれなくなってる。

折角のチャンスだったのに。

滅多にないチャンスをふいにして、僕は本日何度目かのため息をついた。

僕と先輩の結ばれる日はまだまだ遠いらしい・・・。


/ススム



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