「ちょっ・・・ちょっと待て! 茂野っ・・・佐藤に見つかったら俺殺される」
「あんだよ、こんなに元気なくせに・・・遊びだって思えばどうって事ねぇよ。なぁ・・・俺とイイコトしようぜ?」
スルッと自身に手を添えて息がかかるほど近くで甘く囁かれ、クラッとした。
全身から立ち上る色香にあてられてさらに上目遣いで見つめられ胸が高鳴った。
「なぁ・・シたく・・・・ねぇの?」
眉村の膝に跨って腰を妖艶に押し付けてくるその姿に、さすがに我慢の限界だった。
飛びそうになる理性を必死に抑え出来るだけ視線を合わせないように目をそらす。
そうしないと、目の前にいる誘惑に負けてしまいそうだった。
「真っ赤になって・・・・かわいいなぁ、眉村♪ お前でもそんな顔するんだな。」
眉村の心の葛藤など知る由もない彼は、目の前にある耳にふぅっと息を吹きかけて、ペロッと舐めた。
「・・・・・・っ!?」
「眉村の・・・・すげぇ硬くなってる・・・・。」
そっと手を添えて緩く上下に扱き始めたかと思うと躊躇いもなくパクッと口に含む。
「おっ、おいやめろっ・・・・マジで抑えが利かなくなる・・・っ」
体の中心から広がる甘い刺激に、眉根を寄せてはぁっと熱い吐息を漏らす。
「利かなくなっちまえよ。我慢なんかすることねぇだろ」
構わずジュブジュブと卑猥な音を立てながら頭を上下に振る。
時々様子を確認するようにチラリと視線だけを向けてくるその姿に、とうとう眉村の中でプチっと何かが切れた。
「あとで・・どうなっても知らないからなっ」
ガバッと布団に押し倒すと貪るように唇を塞ぐ。
「んっんむっ・・・ふ」
深く口付けながら太腿を撫でるとビクッと身体が震えた。
「何があっても俺のせいだとか言うなよ!」
「ふ・・ぅんっ・・・い、言わねぇよ・・・。」
背中に回された腕を感じながら眉村はどんどんキスを深めて行った。
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