吾郎受け R18
LoveSick
そしたら、いきなり顎を持ち上げられて、唇を奪われた。
「・・っ!?」
驚いて、反射的にジュニアを突っぱねると、制服の袖でそれを拭った。
「なっ、なにすんだよ!」
「・・・俺の勝手な感情だとわかってるんだ。だけど、俺は茂野が好きなんだ!」
「・・・はぁ・・・・へ・・っ!?」
い、今・・・何て言いました???
聞き間違いか!?
あまりに驚いて、変な声を上げた俺を見てジュニアが笑った。
俺が一番見たかった笑顔。
その笑顔にドキッとする。
キスされて怒ってるはずなのに、ドキドキがとまんねぇ。
「・・・・俺のこと、好きなのか?」
「ああ。初めてみた時からずっと」
そっか・・・そうなんだ。俺と一緒じゃねぇか。
そう思うと、なんだか急に可笑しくなった。
「何が可笑しい」
「悪りぃ。俺たち・・・両思いだったんだなーって思ってさ」
「両思い!?・・・まさかお前・・・・」
「そうだよ。俺も・・・ジュニアが好きだったんだ」
そういうと、思いっきり抱きしめられた。
フェンスが背中に当たって少し痛かったけど、んなことはどうでもいい。
俺もジュニアの首に腕を回して、視線を絡ませる。
唇が近づいて、2度目のキス。
前/ススム