吾郎受け R18

LoveSick


「っ……ふ」

クチュッっと言う卑猥な音が室内に木霊する。

こんな所誰かに見られてしまっては大変なことになるのは目に見えていた。

しかし、見られるのではないかと言うスリルがさらに自身を握る手の動きを早めていた。

「んっ……は……ぁっ」

先端からは先走りの液が溢れ出し自分の手を濡らす。

どんどん追い詰められていく自分を感じていると不意に携帯の着信音がなった。

その音は愛しい恋人からの連絡を表すもので吾郎は戸惑いを覚える。

気がつかなかったことにしてしまおうか。

どのみちこのような状態ではうまく普通の会話など出来そうにない。

しかし携帯はまるで吾郎がその場にいることを知っているかのように鳴り続ける。

一向に鳴り止む気配のない電話にとうとう吾郎は観念してふるえる手で通話ボタンを押し耳に押し当てた。


/ススム



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