「ふふ、君の肌に赤い色がよく似合ってるね」
「あ……? 何?」
「赤の紐パンすごく似合ってるよって言ったんだよ」
言うが早いか再び律動を開始。
先ほどよりもさらに激しく攻め立てられ、吾郎は指が白くなるほど必死にシーツを握り締めていた。
「んなぁあ……っあっはぁ……んんっ!!」
「腰くねらせて……すごくやらしいっ」
「ああっ……そんな事、してねぇっ!」
ブンブンと首を振ってみても、寿也の動きにあわせて快楽を追うように自然と腰がゆれる吾郎に寿也は苦笑した。
「あっあっ! も……俺、ダメッ!」
「ダメだよ、吾郎君まだイっちゃ。もう少し我慢しなよ」
イキそうになるたびに紐をグッと引っ張られ、後ろではガンガン突き上げられ吾郎は気が狂ってしまいそうだった。
「やっああっ! 早くッ……イカセてくれよぉっ!」
涙目で懇願しても、寿也の行為は変わらず吾郎は一刻も早くこの身体の燻っている熱を開放させて欲しくて、必死になって腰を振る。
「いいね……すごくいいよっ!」
妖艶に揺れ動く腰の動きに寿也は射精感を覚えさらにラストスパートをかける。
「ああっ……っはあっ!!!」
吾郎の中で果てる瞬間、寿也は握り締めていた下着を一気に緩めた。
「あ!? あああっ!!!!」
突然堰きとめられていたモノが急に開放されて、押し寄せる射精感の波に耐え切れずにビュクビュクと白濁を吐き出し続ける。
「あはは……やらしい……動くたびに出てくるよ」
抗う事のできない行為に恥ずかしさを覚えたがどうすることも出来ずに吾郎はベッドに沈み込んだ。
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