そんな彼の反応を楽しみながら、吾郎はゆっくりとジャージのズボンに手をかける。
「あー、やっと脱げるぜ……もう、苦しくってよぉ」
「!!!」
するりと目の前に丸いお尻が現れ、思わずその姿に絶句する。
申し訳程度にしかない真っ赤な紐が吾朗の白い肌によく映える。
「たく……やっぱコレ駄目だな……尻に食い込んで気持ち悪いのなんのって」
ブツブツ言いながらズボンを脱ぎ終わると何を思ったか寿也のほうへ向き直った。
「見てくれよ、こんな薄っぺらい布じゃ全部収まりきれねぇ」
パカッと股を開き俗に言うM字開脚のようなポーズで見せ付けられて寿也の理性の緒はプツリッと切れてしまった。
「吾郎君っ!!!」
「ぅあっ!?」
ガバッとものすごい勢いで押し倒され、危うく枕木で頭を打ちそうになった。
驚いて見上げると眼をぎらつかせ、鼻息を荒くする寿也がいて吾郎は本能的にヤバイと感じ取った。
「あ、ちょっ……落ち着け寿也、な? な?」
「コレだけ僕を煽っておいて落ち着けるわけが無いだろう?」
それだけ言うと興奮気味に両足を抱え込み腰を掴んで舌を秘部にねじ込む。
「あっ……ふ……いきなりそんなトコ……ぁんんっ!」
ピチャピチャと卑猥な音が響き渡りゾクゾクっと甘い痺れが走る。
「やらしいよ吾郎君……紐のところが染みになって変色してるね……」
クスッと笑いながらTバックからハミでた自身を指の先でグリグリと刺激されてトロトロと溢れ出した先走りの液が真っ赤な下着をくすんだ色に変えてゆく。
「やっ……んぁあっ……早く……コレ脱がせてくれよ」
「ダメ」
「えぇえっ!? なんでだよぉ……っひ……ああっ」
紐パンを僅かにずらしその隙間から指を突き立てられてグチュグチュとかき回される。
寿也の長い指が前立腺を掠めるたびに射精感が押し寄せてきて、シーツをギュッと握り締めて何とかそれに耐える。
そんな吾郎の様子を面白そうに眺めながら寿也がクスリッと笑った。
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