吾郎受け R18

LoveSick


「は……ぁっ……寿……苦しっ」

「もう少しガマンして」

「ガマンできねぇよ!」

文句を言うと寿也がさらに動きを早めた。

「ああんっダメだってっ……激しすぎっ……ひああんっ」

「この方が、早くイけるから」

吾郎は気が遠くなるのを感じたが気を失うこともできずに、ギリギリの所で彷徨っていた。

寿也の体がビクッと震えたのとほぼ同時に吾郎を握っていた手が離され、無意識に白濁した液を屋上の壁に飛ばした。

「たまには、こういうとこも悪くないだろ?」

「……」

ハァハァと荒い息をしながら妙に満足げな寿也とは対照的に吾郎の気分は沈んでいた。

「どうしたの?」

「どうしたも、こうしたも……これから、俺……ココにこれねぇじゃねぇか」

「思い出して体が疼きそう?」

「……っ」

返事の変わりに熟れすぎたトマトのように真っ赤になる。

そんな吾郎を寿也はギュッと抱きしめた。

その後も嫌がる吾郎を寿也はあの手この手で攻め立てる日々が続く。

寿也の脱マンネリ化計画は始まったばかりだった。

/オワリ



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