「いい締り具合だな。癖になりそうだ。」
「あっーあっもうっ……眉村ぁっ……もっとぉ激しくしてぇっ……あっあっんっ!」
「いいよ。吾郎君、その顔……すごくいい」
「バカっ……あんっ寿……見んなよぉっ……ああっヤバイって……すっげぇ……あふぅッ……」
吾郎は、何度も眉村に下から突き上げられてどんどん気が遠くなってゆくのを感じたが、そのたびに寿也に呼び戻されさらに眉村が果てた後でもう一度寿也に正上位で犯されて、とうとう気を失ってしまった。
翌朝、目が覚めた吾郎は、とてつもなく鈍い腰の痛みに眉をしかめる。
オマケに、頭もガンガンして、寿也の枕に顔を埋めた。
「あ"ー頭も身体も……いてぇ」
「吾郎君が眉村を煽るからいけないんだろ?」
隣で、目を覚ました寿也は、呆れたように言った。
「てか、最後らへんの記憶が全然ねぇよ」
「かなりすごかったな。佐藤」
「そうだね。吾郎君ったら自分から激しくしてって言うから僕ビックリしたよ」
ふふっと思いだし笑いをする寿也に吾郎は顔を真っ赤に染めた。
「い、言ってねぇぞ! そんなセリフ! 俺……いわねぇもん」
「証拠にビデオとってあるんだけど、見るかい?」
「え"っ!?」
寿也の言葉に吾郎はたちまち凍りついた。
「嘘だよ。う、そ」
「な、なんだ……嘘かよ。ビックリさせんなよ」
吾郎はホッとしていたが、寿也と眉村は、あんなに乱れたところは滅多に見れるものじゃないから、今度はビデオ持参で再チャレンジしようと密かにおもっていたとか、いないとか。
前/オワリ