「仕方ないな。眉村。悪いんだけど吾郎君を部屋に連れてきてくれるかな?」
「ああ。わかった」
小さく呟いて、三人は部屋へと向かった。
吾郎達の部屋に着き、彼をベッドに降ろすと眉村はグイッと引っ張られた。
「お、おい。茂野!」
「なぁ、シよ?」
「「!?」」
潤んだ瞳で吾郎はジッと眉村を見る。
眉村は背中に冷たい殺気を感じながら、ほとほと困っていた。
「なんだよ。俺とシたくねぇのかよ?」
「それは……だが」
彼はチラリと寿也に目をやった。
恐ろしいほどの形相で見つめらて本能的に吾郎とヤれば殺される。
そんな気がした。
「大丈夫だって。寿也とはいつもヤッてんだし。今日は眉村とシてぇの」
耳元で囁かれ、さらに甘噛みされて眩暈を起しかける。
「さ、佐藤」
「いいんじゃない? 僕、見ててあげるから」
戸惑う彼に、予想に反して冷めた口調で返す。
「じゃぁ、本当にいいんだな?」
何か裏がありそうな気がしたがもう一度確認を取って、吾郎の妖艶なその首筋に唇を落とす。
「んっ……ぁっ……」
眉を寄せてビクンと身体を震わせる。
その様子を寿也はよく見えるように頭のほうへ移動して観察していた。
服を捲くりどんどん露になる白い肌を唇で堪能する。
桜色した突起を口腔内に含めば堪らず吾郎の身体が大きくしなった。
「あっん……っ」
眉村は執拗に胸への刺激を繰り返す。
吾郎自身は、ズボンの中でもう苦しいほどに勃ちあがっていた。
太腿の辺りに触れると、身体を震わせ切なげな表情をする。
股間に触れて、ズボンの上からなぞるとゾクゾクとした甘い痺れに襲われる。
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