「吾郎君、勃ってるよ」
「うっせぇ」
クスッと笑われて自然に頬が赤くなる。
「僕も、興奮しちゃった」
言うが早いか手はジャージのズボンの中へ。
「だ、ダメだって……寿っ……ぁっ」
既に敏感になっているモノを扱かれて慌てて止めようとするがうまく力が入らず身体をよじる。
「いやらしいね。もうココ吸い付いてくるよ」
「や……はぁっ……んッソコは……っ」
秘部に触れられ身体を強張らせる。
ズボンと下着を剥ぎ取られ、両足を持ち上げられて露になった秘部に舌を割りいれる。
「は、恥ずかしい! 寿っ」
隣から聞こえる嬌声と自分の置かれている状況にいつもよりも敏感な反応を示し、ピチャピチャと卑猥な音を立てて、舐められ思わず上擦った声が洩れそうになり唇をきつく噛む。
「ア……ン……あっ」
「すごく色っぽい声。だけど、それ以上大きな声出したら眉村たちに気付かれるからダメだよ」
「わ、わかってる。寿ィ……俺、もうガマンできねぇ挿れて……くれよ」
熱っぽい潤んだ瞳で見つめられ、自分も限界ギリギリだった彼は待ってましたとばかりに吾郎を机に突っ伏させて後ろから腰を掴み一気に置くまで突き上げた。
「ぅっ……ぁはっ……あンっ」
声を出しそうになる彼の口を手で覆って激しく打ち付けるとそのたびにくぐもった声が聞こえてくる。
「んっんっんんー!!」
ビクビクと身体を震わせるさまがなんとも妖艶ですぐ隣で同じことが行われていると思うと、寿也もつい我を忘れてしまいそうになる。
「すごく……熱くて……キツイ」
「アッ……俺……蕩けそうっ!」
ハァハァと互いの息づかいが部屋中に響き渡りさらに高みへと上り詰めていく。
「あっあっあっー……!」
激しく突かれ何も考えられなくなって、吾郎は意識を手放してしまった。
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