吾郎受け R18
LoveSick
「吾郎、ご飯よ」
一階から母さんの声がする。
ボーッと天井を見上げていた俺は、辺りを見回した。
あれ……また寿也はいなくなってる。
もしかして、さっきのも夢だったのか?
起き上がろうとして、腰の鈍い痛みに顔をしかめる。
いや……やっぱ夢じゃねぇな。
ふと見ると、床にマーカーが転がっている。
あ! やっべ、パジャマと下着を隠していなかったことに気がついた。
「吾郎? いつまで寝てるの?」
トントンと階段を上ってくる足音が聞こえてくる。
絶体絶命大ピンチ!!
夢か現か、出来ることならコレが夢であって欲しい。
そう願わずにはいられなかった。
前/オワリ